Ubuntu8.10 で vim7.2 (+ vimgdb patch) をビルド

Clewn というプロジェクトで vimgdb を統合した vimgdb というのを作っていると知り、さっそく導入してみた。

デバッグだけに使うなら Clewn というアプリをインストールすればいいだけなのだが、普段使う vimgdb を統合しようとすると、vim のソースに vimgdb のパッチをあててコンパイルする必要がある。ちょっと引っかかったところがあったので、備忘録としてメモしておく。

Ubuntu8.10 に入ってる vim は version 7.1 だが、どうせだから最新版の version 7.2 を使おう、ということで本家から tarball を落としてきた。さっそく展開して、vimgdb のパッチを当てて*1、とりあえず configure してみた*2。が、"terminal library が見つからない、ncursesとか…" みたいなことを言われて止まってしまう。

仰せのとおりに libncurses5-dev を入れてから仕切り直し。今度は configure、make、make install とエラーなしで進んだが、なぜか gvim ができてない。XもGTKも開発用ライブラリは入れてあるはずなんだが…。configure のログファイルを調べると、どうもXのライブラリが見つからないせいらしい。入ってるはずなんだが、と思いつつさらに詳しく調べると、Intrinsic.h というヘッダが見つからないせいでコケてるようだ。確かにそんなファイルはどこにもない。

どのライブラリに入ってるんだ、とgoogle先生に聞いてみると、すぐ答えてくれた。libxt-dev に入ってるようだ。てことでこれも入れて、今度はつつがなくインストール終了。

vimgdb についてはまたいずれ。

*1:vim の tarball を展開したのと同じディレクトリで vimgdb の tarball も展開し、patch -d vim72 --backup -p0 < vimgdb/vim72.diff とすればOK。

*2:vimgdb を入れる場合は --enable-gdb のオプションを付ける。日本語を使いたい場合はさらに --enable-multibyte --enable-xim --enable-fontset --with-features=big なども付ける。